Office2016.jpExcel2016新機能Excel2016とExcel2010の違いを解説!新機能も。

Excel2016

Excel2016とExcel2010の違いを解説!新機能も。

Windows版Excelのバージョンは最新バージョンから並べるとこのような感じになります。

Excel2016 → Excel2013 → Excel2010 → Excel2007 → Excel2003 → Excel2002 → Excel2000 → Excel97 → Excel95

2015年にExcel2016がリリースされましたが、企業で利用されているバージョンの多くはExcel2010です。なので、Excel2016と前バージョンと比較するにはExcel2016とExcel2010を比較するほうが良いと思い、記事にしてみました。

まずは画面の違いを確認しましょう


Excel2016の画面とExcel2010の画面の違いはこんな感じです。

Excel2016の画面
Excel2016の画面
Excel2010の画面
Excel2010の画面
ぱっと見た感じでは「色が違い、ちょっとスタイリッシュになったかな〜」という感じです。それでは、もう少し具体的に違いをみてみましょう。

初期で設定されているフォントが違い、新しくなりました


いままでのWindowsに標準搭載されているフォントといえば「MSゴシック」とか「メイリオ」が有名で、Excelなどのオフィスアプリケーションでは「MSPゴシック」がデフォルト(初期で設定されている)フォントで、Excel2016では「游ゴシック」がデフォルトフォントとなりました。

ちなみに、MacのOS X Mavericksから「游ゴシック」が入っており、Windows、Mac両方で利用が可能です。

Excel2016の游ゴシックフォント

Excel2016から追加されている新機能を確認しましょう


Excel2016から新しく追加されている新機能や新グラフについてまとめてみました。

新しく追加されたグラフ


追加されたグラフは以下の6つです。
  1. ツリーマップ
  2. サンバースト
  3. ヒストグラム
  4. パレート図
  5. 箱ひげ図
  6. ウォーターフォール

例えば、新グラフのサンバーストはこのようなグラフです。
Excel2016の新グラフ、サンバースト
その他の新グラフについての詳細はこちらの記事をご覧ください。

Excel2016の新機能:操作アシスト


操作アシストとは、Excel2013以前には無かった新機能で、タブの一番右にある「実行したい作業を入力してください・・・」とかいていあるところのことを言い、操作アシストを使うことでExcelで操作したい機能をすぐに見つけることができます。

Excel2016の新機能、操作アシスト
ボタンを探したり、どこのタブだっけ?!と探すことがなくなりそうですね〜。
操作アシストについての詳細を記事はこちら

予測シート機能


Excel2016からの新機能として、予測シートがあります。
予測シート機能とは、名前の通り、Excelで作成された表やグラフからその先の期間を予測する機能です。
予測を作成すると、履歴値と予測値の表と、このデータを示すグラフを含む新しいワークシートが作成されます。

予測シート機能を使用して作成した表やグラフの例
Excel2016新機能の予測シート:折れ線グラフ

Excel2016とExcel2010のタブ、リボンを比較


Excel2016とExcel2010のタブとリボン(ボタン群)を一覧にしました。
それぞれ上がExcel2016、下がExcel2010のタブになります。

[ホーム]タブ
Excel2016とExcel2010のホームタブ
「検索と置換」のボタンアイコンが異なっていますが、ホームタブはExcel2016とExcel2010のバージョンによる違いはほぼありません。

[挿入]タブ
Excel2016とExcel2010の挿入タブ
Excel2013から追加された「おすすめピボットテーブル」機能、ストアボタンとマイアドインボタンの追加、おすすめグラフの追加、3Dマップ機能の追加、タイムライン(ピボットテーブル利用時の時間や日にちに関するフィルタ機能)の追加などがあり、追加された機能が多くありますね。

[ページレイアウト]タブ
Excel2016とExcel2010のページレイアウトタブ
ページレイアウトタブは、Excel2016とExcel2010のバージョンによる違いはほぼありません。

[数式]タブ
Excel2016とExcel2010の数式タブ
数式タブは、Excel2016とExcel2010のバージョンによる違いはほぼありません。
しかし、Excel2016から新関数のFORECAST.ETS、FORECAST.ETS.CONFINT、FORECAST.ETS.SEASONALITY、FORECAST.LINEARという4つの関数が追加されています。

FORECAST.ETS関数:今後の指定の目標期日における予測値を返す新関数
FORECAST.ETS.CONFINT関数:指定の目標期日における、予測値の信頼区間を返す新関数
FORECAST.ETS.SEASONALITY関数:Excel指定の時系列に対して検出する繰り返しパターンの長さを返す新関数
FORECAST.LINEAR関数:既知の値を使用し、線形トレンドに沿って将来の値を予測する関数

[データ]タブ
Excel2016とExcel2010のデータタブ
取得と変換グループの追加、Excel2013から追加されたフラッシュフィル機能、Excel2016から追加された予測シート機能などの違いがあります。

[校閲]タブ
Excel2016とExcel2010の校閲タブ
Excel2010ではリサーチという機能がなくなり、Excel2016ではスマート検索になっています。

[表示]タブ
Excel2016とExcel2010の表示タブ
Excel2010にあった全画面表示ボタン、作業状態の保存ボタンがなくなりました。
そして、一部の名称や位置が変更されています。

さいごに


いかがでしたでしょうか。
Excel2010からExcel2016へ移行する際にお役に立てたら幸いです。

Excel2016の新機能一覧はこちらをご覧ください。

AUTHOR著者情報

富田一年(Tomita Kazutoshi)株式会社アイクラウド代表取締役

大学卒業後、大学生向けにコンピュータ、資格関連などの教育に従事。
その後、企業向けの研修講師、企業内のウェブマーケティング/制作責任者、ECサイト運営責任者を経て独立。

■2011年 株式会社アイクラウドを設立。
「コンピュータとインターネットをすべてのひとが利活用できる生活を」経営理念とし、Web解析や企業向けの教育ビジネスを展開。

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