Mac版のWord2016がリリースされましたが、前バージョンのWord2011との違いについての記事をExcel2016 for Mac、PowerPoint2016 for Mac同様にまとめてみました。
Office2016の概要については「Mac版Excel2016とExcel2011の違いまとめ」の冒頭で書いていますのでそちらをご覧ください。
Word2016 for MacとWord2011 for Macとの違いまとめ
Excel2016もPowerPoint2016も同様ですが、今まではWindows版とMac版のタブやメニュー位置・操作が異なっていたので使いづらい印象がありましたが、Office2016になってからはそれらが統一されたため、Windows版で操作慣れしているユーザーでもまったく問題なく操作ができるようになりました。
その1.アイコンの違い
今まではWindows版とMac版のアイコンは異なっていましたが、Office2016からは同じになりましたね。
Word2011のアイコン

Word2016のアイコン

その2.画面の違い
Word2011とWord2016の画面(上:Word2011、下:Word2016)

ExcelとPowerPoint同様、Word2016はRetinaディスプレイ対応となっているため、ボタン群をはじめとするインターフェースが鮮明で綺麗です。Word2011は対応していないのでギザギザ感があり、見辛い印象を受けます。
その3.デフォルトフォントが変わりました
Excel2016とPowerPoint2016は「游ゴシック Regular (本文)」とゴシック体ですが、Word2016は「游明朝 Regular (本文)」となり明朝体です。
ちなみにWord2011のデフォルトフォントは「MS明朝(本文)」です。
Word2011とWord2016のデフォルトフォント(左:Word2011、右:Word2016)

その5.タブの違い
Word2011からWord2016になってタブが一部変更されています。
Word2011にあった文書パーツタブ、表タブ、グラフタブ、SmartArtタブは無くなり、Word2016には挿入タブ、デザインタブ、参照設定タブ、差し込み文書タブ、表示タブが追加されています。
Excel2016やPowerPoint2016に比べて、Word2016はタブの内容がもっとも変更されています。
Word2011のタブ一覧

- ホームタブ:ホームタブ:文字書式、段落書式など基本的なメニュー
- レイアウトタブ:印刷の向きやサイズ、余白の設定などに関するメニュー
- 文書パーツタブ:表紙の挿入、区切り(セクション区切りや改ページなど)、ヘッダー/フッターなどに関するメニュー
- 表タブ:表の挿入、表のレイアウト、デザインの変更についてのメニュー
- グラフタブ:グラフの挿入、グラフのレイアウト、デザインの変更についてのメニュー
- SmartArtタブ:SmartArtグラフィックの挿入、編集、SmartArtスタイル(見栄え)に関するメニュー
- 校閲タブ:コメントの挿入/削除、変更履歴の記録などに関するメニュー
Word2016のタブ一覧

- ホームタブ:ホームタブ:文字書式、段落書式など基本的なメニュー
- [新]挿入タブ:表、グラフの挿入、図形などのオブジェクト挿入に関するメニュー
- [新]デザインタブ:文書のテーマ設定、組み込みテーマの変更、ページ罫線などに関するメニュー
- レイアウトタブ:印刷の向きやサイズ、余白の設定、インデントなどに関するメニュー
- [新]参照設定タブ:目次の挿入、脚注の挿入、引用文献などに関するメニュー
- [新]差し込み文書タブ:ラベルの作成、差し込み印刷機能、差し込みフィールドの挿入などに関するメニュー
- 校閲タブ:スペルチェックと文章校正、コメントの挿入/削除、変更履歴の記録などに関するメニュー
- [新]表示タブ:印刷レイアウト、ズーム、ウィンドウの分割に関するメニュー
Word2016から追加された新機能
従来のWindows版にはあった差し込み印刷機能、複数のユーザーが同時編集できるリアルタイム入力機能、OneDriveへの統合などがあります。
Word2016の新機能についての詳細はこちらの記事をごらんください。